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【エストニア教育・研究大臣招聘シンポジウム】AI時代に人間の知性をどう育むか

掲載日:2026年9月15日

基本情報

区分 講演会等
対象者 社会人・一般
開催日(開催期間) 2026年10月6日 16時 — 17時
開催場所 駒場地区
会場 駒場IIキャンパス 先端科学技術センター4号館2階講堂別ウィンドウで開く
定員 102名
参加費 無料
申込方法 要事前申込

Googleフォームより申込み受付

https://forms.gle/FphmheeFtp3dxqLj8別ウィンドウで開く
申込受付期間 2026年9月11日 — 2026年10月5日
お問い合わせ先

井形彬特任講師
akira-igata@g.ecc.u-tokyo.ac.jp

ポスター

 東京大学先端科学技術研究センター(RCAST)経済安全保障インテリジェンス分野(ESIL)は、駐日エストニア共和国大使館と共催で、以下の公開シンポジウムを開催いたします。

【エストニア教育・研究大臣招聘シンポジウム】
AI時代に人間の知性をどう育むか

 本シンポジウムでは、エストニア共和国のクリスティナ・カラス教育・研究大臣をお迎えし、人工知能(AI)が急速に発展する中で、教育や社会はいかに変わるべきかを議論します。AIが情報検索や定型的な分析をはじめとするさまざまな知的作業を担うようになる中、いま問われているのは、単に「教育にAIを導入するか否か」ではなく、AIがすでに広く利用される時代に、教育そのものをどのように再設計するかです。批判的思考力、創造性、問題解決能力、判断力といった人間の能力は、学習や就労のみならず、民主主義への主体的な参加や社会のレジリエンスを支える上でも、これまで以上に重要になっています。

 高度にデジタル化された社会と質の高い教育制度で知られるエストニアでは、2025年に開始された国家プログラム「AI Leap(TI-Hüpe)」を通じて、この課題に取り組んでいます。同プログラムは、単に生成AIを教育現場に導入するだけでなく、教員の能力強化や生徒のAIリテラシー向上、教育に特化したAIツールの活用、データ保護や言語をめぐる課題への対応、さらにはAIが学習成果に及ぼす影響の検証までを含む包括的な取り組みです。その目的は、生徒がAIから単に「答え」を得るのではなく、AIを活用しながらも、自ら批判的かつ自立的に考える力を身につけることにあります。

 カラス大臣は、AI Leapをはじめとするエストニアの教育改革を主導してきました。政治学、多言語教育、社会統合を研究してきた経歴を持ち、技術変革の中心に教師と学習者を据える、人間中心のAI活用を重視しています。エストニアの取り組みは、AI時代に国家が教育、スキル、人材政策をどのように再構築し、それを国家競争力や経済安全保障の強化につなげていくことができるのかを考える上でも、重要な示唆を提供しています。

 本シンポジウムでは、エストニアの経験を出発点として、AI時代に求められる高次の認知能力をいかに育成するか、AIを活用する経済・社会を支える人材をいかに育てるか、信頼できるAI・データ基盤をいかに構築するか、さらには偽情報や情報操作に対する社会のレジリエンスをいかに高めるかについて議論します。また、政府、大学、研究機関、産業界がどのように連携できるのか、そして日本、エストニアをはじめとする価値を共有するパートナー間で、人材育成、研究、技術、AIガバナンスをめぐる協力をいかに深化させることができるのかについても考えます。

【スピーカー】

クリスティナ・カラス(Kristina Kallas)
クリスティナ・カラス(Kristina Kallas)氏は、2023年4月17日よりエストニア共和国教育・研究大臣を務める。1976年1月29日、キヴィオリ生まれ。自身も設立に携わった政党「エストニア200(Eesti 200)」に所属し、現在は同党副党首を務める。2018年から2022年まで同党党首を務めたほか、2021年よりタルトゥ市議会議員。

学術、教育、社会統合政策、公共政策の各分野で豊富な経験を有する。2019年よりタルトゥ大学研究員。同大学では2015年から2019年までナルヴァ・カレッジ学長を務め、2007年から2008年には特別研究員として研究に従事。2015年から2019年まで統合財団(Integration Foundation)監督評議会議長も兼任した。多言語教育、社会統合、民族政策の専門家として、欧州安全保障協力機構(OSCE)や各国政府への助言にも携わり、2020年にジョージア、2019年にモルドバ、2016年にキルギスでコンサルタントを務めた。2011年から2015年までエストニア難民評議会、2007年から2015年までバルト研究所の理事を歴任。民間部門では、2002年から2006年までHill and Knowlton Estonia ASのシニア・コンサルタントを務めたほか、1998年から2001年までArchimedes FoundationのEU Innovation Centreにおいて、EU第5次研究・イノベーション枠組計画のエストニア国内窓口を担当。

2000年にタルトゥ大学歴史学科を卒業し、2002年にハンガリーの中央ヨーロッパ大学で歴史学修士号を取得。2016年、タルトゥ大学にて政治学博士号を取得。エストニア語、英語、ロシア語、ポーランド語を話す。政治・学術活動に加え、エストニア・ハンドボール協会会長も務める。

【モデレーター】

井形彬(東京大学先端科学技術研究センター 特任講師)

当日は質疑応答の時間も十分に設けております。
皆さまの積極的なご参加を心よりお待ちしております。

【備考】
  • 当日は危険物の持ち込みや会場内での飲食等が制限されます。ご来場された参加者の皆様におかれましては運営委員の指示に従っていただきます。ご了承ください。
  • 当日は受付でご本人確認をいたします。必ず写真付きの身分証(学生証,運転免許証など)をご持参のうえお越しください。セキュリティの関係上、ご本人様確認ができない場合にはご入場をお断りさせていただく可能性があります。

使用言語:英語

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