国際女性デーに寄せて(総長メッセージ)
3月8日は、国連が定めた「国際女性デー(International Women’s Day)」です。この日を中心に世界各地で、女性たちの功績と社会への貢献を称えるとともに、教育、雇用、政治参加などの分野に残る格差や不平等の解消、あらゆる暴力の根絶を目指す取組が行われています。
東京大学では、本年度より、ジェンダーに基づくハラスメントや暴力のない環境の実現を目指す「Safer Campus at UTokyo」プロジェクトを開始しました。昨年12月には本郷キャンパス正門を紫色にライトアップし、「性暴力根絶」「ジェンダー平等」「多様性尊重」のメッセージを学内外に広く発信するキャンペーンとしてパープルライトアップ運動を実施するなど、安心して学び、研究し、働くことのできるキャンパスづくりを進めています。
本学はD&Iを基本方針の要に据え、その推進に全学を挙げて取り組んでいるにもかかわらず、今も閉鎖的な組織構造と文化が一部に残っていると考えざるを得ないような事案が生じているのも事実です。総長として、このような許されざることが繰り返されることのないよう、全学の改革を進めてまいります。
東京大学の創造的取組と持続的発展には、女性の参画と活躍が不可欠です。国際女性デーを契機として、差別や偏見のない包摂的社会の実現を、いま一度私たち一人ひとりが自らの責任と捉え、具体的な行動につなげていけるよう、本学としても引き続き努力してまいります。
東京大学総長
藤井輝夫


