第2回:東西融合ワークショップ 「俗語」の書記言語化が開く新しい言語と文学
基本情報
| 区分 | 講演会等 |
|---|---|
| 対象者 | 社会人・一般 / 在学生 / 受験生 / 留学生 / 卒業生 / 企業 / 高校生 / 高専生 / 大学生 / 教職員 |
| 開催日(開催期間) | 2026年9月6日 13時30分 — 17時 |
| 開催場所 | 本郷地区, ハイブリッド |
| 会場 | 東京大学総合図書館 |
| 定員 | 30名 |
| 参加費 |
無料
|
| 申込方法 | 要事前申込
指定のフォームに必要事項を記入して送信 |
| 申込受付期間 | 2026年7月18日 — 2026年9月1日 |
| お問い合わせ先 | 附属図書館アジア研究図書館上廣倫理財団寄付研究部門 |
世界には無数の言語が存在し、そのうちの少なからぬ言語が表記法を有している。かつて多くの地域で書記言語はごく一部の人々のみがあやつる特殊能力であった。書記言語は、ある時に規範が確立するとその後は枠組みに大きな変化が生じないことがほとんどであり、日常に用いられる口頭言語と乖離しつづける宿命を負っている。それゆえに習得するには専門の学習が必要であり、特殊技能化する。同時に、その不変性ゆえに、時空を超えて情報を伝えることが可能となる。東アジアにおける漢文(中国語の伝統的書記言語)、西アジアにおける伝統的な正則アラビア語、ヨーロッパにおけるラテン語などがその例として挙げられよう。
一方、政治、宗教、学術、芸術などを背景に権威を帯びた書記言語は用途が限られることが多く、日常に存在したはずのさまざまな人々の言動、心情などの多くが記録の対象となり得なかった。権威ある書記言語はその権威性ゆえに保存され、後世のわれわれに過去の情報を伝えてくれるが、世界のごく一部の情報しか残してくれなかったこともまた事実である。
このような状況下において、地域により時代や事情にさまざまな違いはあるが、従来の権威を帯びた書記言語に対し、かつては断片的に表れる程度であった口頭言語を書記言語に持ち込んで文章を表現する動きが生まれる。新しい書記言語は、従来の権威ある書記言語とあるいは衝突し、あるいは混じり合いながら体系的に整備されていき、使用者層、描写対象、表現方法を拡大していく。かつて「俗語」として見下され、文献に上らせるべきものではないとされていた口頭言語が書記言語化できるようになったのはなぜなのか?きっかけは?担った人々は?その目的は?口頭言語が書記言語化することで、言語と、それにより表現される世界はどのように変わったのか?東西を広く見くらべることでそれぞれの言語や地域の特性について新たな視点を得ようとするワークショップの第2回。
一方、政治、宗教、学術、芸術などを背景に権威を帯びた書記言語は用途が限られることが多く、日常に存在したはずのさまざまな人々の言動、心情などの多くが記録の対象となり得なかった。権威ある書記言語はその権威性ゆえに保存され、後世のわれわれに過去の情報を伝えてくれるが、世界のごく一部の情報しか残してくれなかったこともまた事実である。
このような状況下において、地域により時代や事情にさまざまな違いはあるが、従来の権威を帯びた書記言語に対し、かつては断片的に表れる程度であった口頭言語を書記言語に持ち込んで文章を表現する動きが生まれる。新しい書記言語は、従来の権威ある書記言語とあるいは衝突し、あるいは混じり合いながら体系的に整備されていき、使用者層、描写対象、表現方法を拡大していく。かつて「俗語」として見下され、文献に上らせるべきものではないとされていた口頭言語が書記言語化できるようになったのはなぜなのか?きっかけは?担った人々は?その目的は?口頭言語が書記言語化することで、言語と、それにより表現される世界はどのように変わったのか?東西を広く見くらべることでそれぞれの言語や地域の特性について新たな視点を得ようとするワークショップの第2回。


