AI時代の外国語学習 ~「結果オーライ」では限界がある~ (高校生対象特別授業)
基本情報
| 区分 | 講演会等 |
|---|---|
| 対象者 | 受験生 / 高校生 / 高専生 |
| 開催日(開催期間) | 2026年11月21日 10時 — 11時 |
| 開催場所 | 本郷地区 |
| 会場 | 東京大学本郷キャンパス 理学部一号館東棟 |
| 定員 | 100名 |
| 参加費 |
無料
|
| 申込方法 | 要事前申込
事前に下記URLより事前申込をお願いいたします。 https://peatix.com/event/5195609 |
| 申込受付期間 | 2026年11月4日 — 2026年11月20日 |
| お問い合わせ先 | tokyo.forum.adm(at)gs.mail.u-tokyo.ac.jp ※(at)を@に置き換えてください。 |
AI時代の外国語学習 ~「結果オーライ」では限界がある~
この授業では、「結果オーライ」だけでは身につかない、これからの外国語とのつきあい方を、身近な英語の例や実践を交えながら考えていきます。AIがいくらでも肩代わりしてくれる時代だからこそ、わざわざ自分で外国語を学ぶことにどんな意味があるのか、みなさんと一緒に体験してみたいと思います。
※本授業は高校生のみを対象としております。ご参加いただくために学生証の確認を行う場合がございますので、学生証を忘れずにお持ちください。
※本イベントは11月20日、21日の2日間にわたって安田講堂にて開催される東京フォーラムのサイドイベントとして開催されます。

|11月21日(土)当日の流れ|
・09:30 開場
・10:00 授業開始
・11:00 授業終了
・11:30~東京フォーラム
※安田講堂にて、東京大学と韓国の大学に通う学生がAIについて英語でプレゼンテーションを行う東京フォーラムユースセッションが開催されます。ぜひ続けてご参加ください。
|この授業の内容|
AIは便利です。どんな言語でも読めるし、書ける。翻訳も得意。今まで私たちが四苦八苦して格闘していたことを、ものの数秒で終わらせてしまいます。会話だってできる。私たちのかわりにしゃべったり、聞き取ったりできるのです。
そんな時代に、私たちはなぜ、自分で外国語を学ぶ必要があるのでしょう。
この授業では、英文学・言語表現を研究してきた東京大学の阿部公彦教授と一緒に、「AI時代の外国語学習」について考えます。
外国語を学ぶのは、単に情報のやり取りをするためだけではありません。
言葉の起源はスキンシップにあったと言われています。言語を使うのはとても肉体的な行為なのです。
どの言語にもメロディやリズムがあり、書かれた文章からも声や呼吸が聞こえてきます。言葉は頭と心に届くと同時に、身体にも訴える、私たちにとっては生命活動の欠くことのできない一部なのです。
このところ、学校教育では「外国語を使って何がやれますか?」と問われることが増え、「結果」重視の姿勢が重視されてきました。AIはそうした学習作法からすると、究極のツールと見えるかもしれません。何しろ迅速に「結果」をもたらしてくれるのですから。
しかし、AIのあまりの便利さのおかげで、私たちはふと我に帰りました。結果だけなら、ぜんぶAIに頼めばいい。でもほんとにそれでいいのか。私たちは生きることそのものをAIに肩代わりしてもらおうとしているのではないか。
そもそも外国語を勉強するのはなぜなのでしょう。その大きな目的の一つは、言語が持つ特有の運動と出会い、母国語とは違う生命の表現法を知ることにあります。また、そのおかげで自分の母国語もまた、数ある運動の一つにすぎないとわかります。
人間が円滑な社会生活を営む上でもっとも重要なのは、さまざまなものの考え方を見渡し、それぞれを比べ、その場にもっとも適切なものを選んだり、場合によっては複数のものをまとめたりする能力です。その基礎となるのは、それぞれの考え方の元にあるルールやパターンを見分ける目と感性です。
外国語との出会いは、私たちが母国語を使うだけでは十分に意識できない、そうした能力を養うのを助けてくれます。そこには頭だけなく、身体もからみます。単語や文法を覚えるとともに、外国語の音やリズムを身体で感じてこそ、私たちは外国語とほんとうの意味で出会うことができる。ときにはそのわからなさを面白がることも大事でしょう。そうした目標が頭に入ってさえいれば、AIはとても有用な補助役として活躍してくれるはずです。どんどん使うべきだと思います。
というわけで、この授業では、「結果オーライ」だけでは身につかない、これからの外国語とのつきあい方を、身近な英語の例や実践を交えながら考えていきます。AIがいくらでも肩代わりしてくれる時代だからこそ、わざわざ自分で外国語を学ぶことにどんな意味があるのか、みなさんと一緒に体験してみたいと思います。
※本授業に参加いただくために学生証の確認を行う場合がございます。学生証を忘れずにお持ちください。
|東京フォーラムとは|
本授業は、東京フォーラム2026のサイドイベントとして開催されます。
東京大学と韓国の学術振興機関・Chey Institute for Advanced Studiesとが共催する東京フォーラムは、今年で第8回目を迎えます。今回の東京フォーラムでは、「変革をもたらすテクノロジーとしてのAI:人間・知・文明」をテーマに、本学の研究者や国内外からの多数のゲストが安田講堂に集い、未来に向けての対話を行います。
■ 東京フォーラム2026 公式サイト ■
https://www.tokyoforum.tc.u-tokyo.ac.jp/ja/index.html


