東京大学ニューヨークオフィス移転記念式典を開催
2026年6月6日(土)、東京大学ニューヨークオフィス(UTokyoNY)の移転記念式典およびダイアローグイベントが、マンハッタンの新事務所において開催されました。当日は、在米の同窓生、研究者、教育機関や企業のパートナーなど多数の来賓が参集し、北米における同オフィスの新たな門出を祝しました。
新オフィスは、旧事務所から徒歩約10分のマンハッタン・ミッドタウンの中心部に位置するビル「ヘロンタワー」に入居しました。内装デザインは、旧事務所に引き続き、本学生産技術研究所・川添善行准教授が手掛けました。エントランスには本学の銀杏マークをあしらった紺色の「のれん」が新たに掲げられ、本学と連携協定を結ぶ国内の各自治体から寄贈された木材を用いた展示棚「知の棚」も新オフィスへ引き継がれました。また、館内の書架には、これまでのオフィスの活動の歩みを伝えるゆかりの品々も展示されています。






生産技術研究所・池内与志穂教授の司会の下、藤井輝夫総長、UTokyoNYの岡本康夫理事長、及び在ニューヨーク日本国総領事・大使の片平聡氏より祝辞が述べられました。続くダイアローグセッションでは、藤井総長、2027年秋に設置予定の新学部「UTokyo College of Design」の学部長予定者であるマイルス・ペニントン教授(生産技術研究所)、および教育ジャーナリストのAnna Esaki-Smith氏が登壇し、複雑化する現代社会の課題にデザインのアプローチでいかに取り組み、次世代の知をどう形作るべきかについて、活発な議論が交わされました。
(左から)Esaki-Smith氏、藤井総長、ペニントン教授
セッションでは、Esaki-Smith氏が世界の高等教育の現状や、日本の大学における留学生獲得への取り組みについて提起したのを受け、藤井総長はAI時代におけるグローバル教育の将来像と本学のビジョンを語りました。またペニントン教授は、新学部が目指す、既存の学問の枠を超えて社会にインパクトを与える実践的な教育プログラムの展望を解説しました。質疑応答では現地の関係者や同窓生から多くの質問が寄せられ、北米における新学部への期待の高まりが示される有意義な時間となりました。
セッション終了後には、ニューヨークに現地拠点を置いているダイキン社との間で記念品の贈答式が行われました。ダイキンの井上隆之専務専任役員、植村義之常務専任役員・ダイキンUS社社長が UTokyoNY 登記日付け(2015年7月1日)のニューヨーク・タイムズを贈り、藤井総長、岡本理事長は赤門を描いた新版画の複製を贈って返礼しました。また、株式会社獺祭の桜井一宏社長から、同社がニューヨーク州で取り組んでいる日本酒製造についてご講話いただきました。同社と本オフィスは、2019年以降、講演会やワークショップ開催などでコラボレーションを行っています。閉会挨拶は相原博昭理事・副学長が行いました。
その後のレセプションでは鏡開きが行われました。FUTI(Friends of UTokyo, Inc: 東大友の会)の尾島巌理事長、FUTI理事で本学運営方針会議委員のGeeta Mehta教授、本学と包括連携協定を締結しUTokyo College of Design設置構想でも協力関係にある東京藝術大学の日比野克彦学長、片平大使、藤井総長、岡本理事長が木槌を握り、新しいオフィスの出発を祝いました。
こうしてイベントは盛会のうちに終了しました。






(左から)片平大使、尾島理事長、岡本理事長、藤井総長、日比野学長、Mehta教授

開催概要
- 日時
- 2026年6月6日(土) 15:00~17:00(イベント)、17:00~(レセプション)、米国東部時間
- 場所
- 東京大学ニューヨークオフィス (70 East 55th Street, Suite 4A, New York, NY 10022)
- 登壇者
- 藤井輝夫総長、岡本康夫東京大学ニューヨークオフィス理事長、片平聡在ニューヨーク日本国総領事・大使、マイルス・ペニントン教授、Anna Esaki-Smith氏、相原博昭理事・副学長
- 参加者
- 東京大学教職員、東京大学同窓会組織関係者、東京大学招待者、東京大学ニューヨークオフィス関係者など約50名


