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EXPO2025 大阪・関西万博でのイベント実施

掲載日:2025年9月26日

東京大学大気海洋研究所は2025年8月30日(土)・31日(日)に大阪府大阪市夢洲地区で開催された「EXPO2025 大阪・関西万博」のBLUE OCEAN DOME内DOME Cにて体験型ワークショップを実施しました。

本催事はBLUE OCEAN DOMEを運営するZERI JAPANと公益財団法人 笹川平和財団 海洋政策研究所が開催する「UNESCO―IOC x海洋教育:OCEAN LITERACY」に関する取り組みの一環として開催され、海の未来を親子で考えることを目的としたイベントです。BLUE OCEAN DOMEは「海の蘇生」をテーマとしたパビリオンであり、ワークショップ会場となったDOME Cは「叡智 人類が直面している課題と、人類の叡智が交差する場」を展示テーマに掲げ、見えない海に目を凝らし、海の未来を考え続けるための交流拠点となっています。

大気海洋研究所 共同利用・共同研究推進室では、海洋生物研究の魅力を親子で体感できる海洋教育教材の開発を推進しており、本イベントでは最新の科学技術を用いた海洋生物の研究紹介と教育教材を組み合わせることで、子供たちにオーシャンリテラシー(海洋に関する理解と責任意識)を育み、持続可能な海洋環境への関心を高めることを目指しました。

本イベントでは、地球温暖化などによる海洋環境の変化に伴う海洋生物の変化について、当研究所が取り組む最新の科学技術を用いた研究を以下の動画で紹介しました。

  • ・日本の漁獲量や魚種の変化について:伊藤進一教授
  • ・イカ類の資源量変動と生態について:岩田容子准教授
  • ・青魚の回遊に関する研究について:伊藤進一教授
  • ・回遊を解き明かす研究について:白井厚太朗准教授
  • ・大気海洋研究所の取り組み:所長 兵藤晋教授

また、技術職員による研究現場の紹介とワークショップが行われました。

  • ・研究技術の紹介:小川展弘技術専門職員、羽山和美学術専門職員
  • ・研究船の紹介:芦田将成技術専門職員
  • ・イカキャッチャーの製作と摂餌行動の体験

イベントを通じて、参加者は海洋生物の生態や資源量の変化について理解を深めることができているようでした。また兵藤所長による大気海洋研究所の取り組み紹介により研究所が目指す未来について、来場者に広く理解を促しました。

当日は、多くの参加者・聴講者にご来場いただきました。参加者からは、「海の生き物が好きなのでとても興味深かった」、「今日回ったパビリオンの中で一番楽しかった!」など喜びの声が寄せられ、イベントは好評を博しました。
 

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