UT-FloWIND設立記念シンポジウムを開催
2026年5月11日(月)、東京大学 浮体式洋上風力エネルギーと関連技術国際連携研究機構(UT-FloWIND)の設立記念シンポジウムを、東京大学 伊藤国際学術研究センター 謝恩ホールにて開催しました。シンポジウムは対面とオンライン配信によるハイブリッド形式で行われ、シンポジウム終了後にはネットワーキングも実施されました。
UT-FloWINDは、東京大学の総合知を結集し、浮体式洋上風力エネルギーと関連技術の研究開発を深化・加速することを目的として、2025年10月1日に設立されました。国や産業界、社会、海外機関と連携しながらこの分野を牽引し、カーボンニュートラルでレジリエントな社会の実現に貢献することを目指しています。
本機構では、台風等が襲うアジア太平洋地域の厳しい風況・海況環境下でも、効率的かつ安定して長期間稼働可能な浮体式洋上風力発電システム、いわゆる「日本モデル」の実現を目指しています。本シンポジウムでは、「タフで、優しく、頼れる 洋上風力エネルギーを創出する」をテーマに、浮体式洋上風力をめぐる課題と、その克服に向けたUT-FloWINDの役割、産学官連携・国際連携のあり方について議論しました。
当日は、藤井輝夫東京大学総長、伊藤耕一新領域創成科学研究科長による主催者挨拶に続き、舟本浩内閣府総合海洋政策推進事務局長から来賓挨拶をいただきました。その後、IEA、経済産業省資源エネルギー庁、国土交通省、浮体式洋上風力技術研究組合(FLOWRA)、浮体式洋上風力建設システム技術研究組合(FLOWCON)から祝辞が述べられました。
続いて、佐藤徹UT-FloWIND機構長より、機構の概要とビジョンが紹介されました。また、UT-FloWINDの教員らから、機構の活動の柱について説明があり、浮体式洋上風力の実現に向けた研究開発、人材育成、産学官連携・国際連携の方向性が示され、活動事例として五洋建設株式会社とはじめた浮体式洋上風車の施工・運用イノベーション社会連携研究部門の活動等についても紹介されました。
後半のパネルディスカッションでは、「日本が挑戦すべき課題、機構の役割、目指す産学官連携・国際連携・高度人材育成」をテーマに、浮体式洋上風力の社会実装に向けて必要となる技術的課題、制度・産業面の課題、国内外の連携の可能性について議論が行われました。
産官学の幅広い関係者から約550名にご参加いただき、浮体式洋上風力エネルギーの将来と、UT-FloWINDへの期待を共有する機会となりました。UT-FloWINDは今後も、東京大学の幅広い知を結集し、国、産業界、社会、海外機関と連携しながら、浮体式洋上風力エネルギーと関連技術の研究開発および人材育成を推進してまいります。


