広域科学専攻の学生らがACM FAccT 2026で優秀論文賞を受賞
大学院総合文化研究科広域科学専攻の博士課程学生である楊明哲さんが主著者を務めた論文が、2026年6月25日(木)から28日(日)にカナダ・モントリオールで開催された国際会議ACM Conference on Fairness, Accountability, and Transparency(ACM FAccT 2026)において、Best Paper Honorable Mentionを受賞しました。
受賞した論文は「Do User-Aligned Explanations Steer Human Decisions? Context-Dependent Influence and Ethical Implications」であり、楊明哲さん、香川璃奈氏(筑波大学)、および本学の馬場雪乃准教授による共著です。
本研究は、AIによる説明を利用者の価値観や立場に合わせて調整することが、かえって説明を操作的なものにしうることを示したものです。文脈によっては、利用者が本来であれば行わなかったであろう意思決定へと誘導してしまう可能性があり、その倫理的な含意を明らかにしました。
ACM FAccTは、情報技術における公平性・説明責任・透明性を扱う国際会議です。選考委員会は、AIの説明のユーザー・アラインメントがいかにして操作的になりうるか、そして利用者を通常とは異なる意思決定へと導きうるかについての示唆に富む知見を高く評価し、本研究にHonorable Mentionを授与しました。



